
上場企業の中で新型インフルエンザ対策を実施しているのは今年2月時点で3割に上り、前回調査(昨年6月)と比べ
約3倍に増えたことが、三井住友海上グループのインターリスク総研の調べで分かった。
新型インフルエンザは世界的な流行が懸念されており、発生時に備えて事業継続計画や社員がとるべき行動を定めておく
企業が増えている。
ただ、中小企業では取り組みの遅れが指摘されている。
調査は1~2月に国内の全上場企業3873社へアンケート形式で実施、620社から回答を得た。
それによると、何らかの新型インフルエンザ対策を実施している企業は30・0%で、前回調査の9・8%から急増した。
未実施の企業でも、「現在、計画を策定中」「今後対応を予定する」など導入の意思があるとする回答は67・4%に上った。
回答企業のうち、従業員3000人以上の大企業は92・5%が対策を実施中か、あるいは実施予定で、規模の大きい企業ほど関心が高い実態も浮かび上がった。
業種別では、製造業での取り組みが進んでいる。
具体的な対策の例としては、「社内報や小冊子、セミナーなどを活用した社員への啓発」(87・1%)▽「マスク、うがい薬、
消毒薬など衛生資材の備蓄」(86・4%)、「発生直後の緊急時対応計画の策定」(56・2%)-などが多かった。
一方、新型インフルエンザが流行したときに、企業が事業を継続するかどうかも課題となる。調査では、国内での事業継続について「最低限の業務を残し、それ以外の業務は停止する」と25・6%が回答しており、前回調査より11・7ポイント増えた。一方、23・4%の企業が「事業はそのまま継続し、本人を隔離する」と回答した。
(産経新聞ニュース)
Copyright (C) 感染症予防と衛生材料の専門店「パンフル」. All Rights Reserved.
運営:メディカル・セブンディー