
【ワシントン=勝田敏彦】米疾病対策センター(CDC)は23日、全米で豚インフルエンザに感染した患者が7人報告されたと発表した。患者は全員回復しているが、CDCは新型インフルエンザで恐れられている「人から人へ」の感染が起きた可能性があるとしている。
CDCによると、3月末にカリフォルニア州でまず10歳の男児と9歳の女児の感染が見つかった。豚と接触した形跡がなく、2人から分離されたウイルスは人、鳥、豚のそれぞれがかかるウイルスの遺伝子が混じったような未知の遺伝子をもっていた。このためCDCは、ウイルスが変化して人から人への感染が起きた可能性が高いとみている。
その後、テキサス州でも感染が見つかり、患者は計7人になった。CDC幹部は同日の会見で「患者は増えると考えられる」と述べた。
豚インフルエンザはウイルスの型が違うため、ふつう、人には感染しないが、豚と頻繁に接触すると感染することがある。ただ、豚インフルエンザウイルスの多くは弱毒で、人が感染しても、一般的に軽症ですむとされる。
新型インフルエンザは、鳥インフルエンザウイルスが変化することで、人から人へ感染する能力を獲得し、大流行する可能性があると心配されている。
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