
日本経団連は30日、新型インフルエンザについて、会員企業に対応状況を聞いたアンケート結果を発表した。それによると、マスクなどの備蓄(83・3%)や情報収集・連絡体制の整備(81・9%)を行っている企業は8割を超えたが、国内での大流行時にどの事業をどのように継続させるかという事業継続計画を策定している企業は32・1%にとどまった。新型インフルは秋以降に急増することが懸念されており、企業の対応の遅れが目立っている。
調査によると、職場の感染予防・感染防止策を導入している企業も79・3%に達した。これに対し、抗インフルエンザ・ウイルス薬の備蓄は21・4%、自治体関係者との情報交換・対策の確認も13・2%など、対応が遅れている企業が目立った。
事業継続計画の策定率は業種によって大きな違いがあり、電気・ガス・熱供給・水道業は66・7%、金融・保険業も62・1%と、社会インフラ系サービスを提供している業種で高かった。これに対してサービス業(24・6%)や建設業(26・9%)、製造業(28・4%)では策定率が4分の1程度にとどまった。
経団連では今後、業界内の連携や情報交換を促すとともに、シンポジウムを開催。冬季を迎えた南半球のオーストラリアやチリなどで新型インフルエンザが流行していることを踏まえ、早期の対応を促す。
アンケートは会員企業ら約2025社を対象に実施。このうち454社から回答を得た。
(産経新聞)
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