2009/08/25 新型ワクチン輸入、「製造業者と交渉中」―厚労省(CBニュース/ワクチン輸入 交渉中)
民主党は8月21日、東京都内の党本部で「新型インフルエンザ対策本部」の第10回会合を開き、感染状況や政府の対応について、内閣官房、厚生労働省、文
部科学省の各担当者からヒアリングを行った。この中で、厚労省側はワクチンの輸入について、「海外の製造業者と交渉中」としたが、確保できる数量の見通し
などは明らかにしなかった。また、購入の際の「国の一括購入」の可能性にも言及した。
ワクチンの供給量について、舛添要一厚労相は約
5300万人を接種対象者にしたい考えを示しており、当初、国内で約2500万人分を製造できると試算していた。しかし、新型ワクチンの増殖性が想定より
も低かったため、12月末まで製造しても生産量は1300-1700万人分になると下方修正した。このため、大部分を海外からの輸入に頼らざるを得ない状
況となっている。ただ、ワクチンを輸入する場合、▽国内品との有効・安全性が異なる可能性がある▽国内品より供給時期が遅れる―などの問題がある。
厚労省の担当者は製造業者について、「海外で承認が取れていない状況だが、日本に輸出するための量をある程度確保しつつ、承認を取得する努力をしている」と述べ、舛添厚労相の方針に基づいた量を確保するため、「現在、交渉中」とした。
一
方、インフルエンザの感染で高齢者が併発しやすい肺炎を予防する肺炎球菌ワクチンとの併用について、厚労省結核感染症課の福島靖正課長は、「肺炎球菌ワク
チンについては、国内で承認されているものは非常に副作用が強い。患者の重症化や死亡のリスクを比較、考慮した上で、もう少し検討したい」と述べた。
(医療介護CBニュース)