2009/08/28 【新型インフルエンザ】 人工透析患者も苦悩(産経新聞/ワクチン優先接種の要望高まる透析医療機関)|感染症予防と衛生材料の専門店「パンフル」パンフルで検索

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2009/08/28 【新型インフルエンザ】 人工透析患者も苦悩(産経新聞/ワクチン優先接種の要望高まる透析医療機関)

 予想外の「真夏の流行」となった新型インフルエンザで、最初に死亡した2人が人工透析の腎臓病患者だったことを受け、関連する医療機関では院内感染防止のため患者へのマスク配布など対策を急いでいる。高齢者が多い透析患者は、免疫力低下で重症化が懸念されており、患者からは「ワクチンが早くほしい」「感染すれば他の患者にも迷惑をかけてしまう」など不安の声が上がっている。

 腎臓病患者の死亡は、8月15日に沖縄県宜野湾(ぎのわん)市、18日に神戸市で確認され、厚生労働省は21日に全国的な流行入りを宣言。その後も感染者は増加し、腎臓病患者も入院しているという。

 国立感染症研究所の調査で1医療機関あたりのインフルエンザ患者数が沖縄県(29・60人)に次いで全国2位となった奈良県(2・96人)では、県内の透析医療機関などが感染防止対策を進めている。

 奈良県中部にある透析施設では、患者にマスクやうがい薬を配布。通常は透析室に複数のベッドを並べて人工透析を行っているが、発熱のある患者がいれば、個室の透析室に隔離して透析を行う方針だ。

 この施設の院長(67)は「患者も医師も神経質にならざるを得ない」と話す。予防に最も有効とされるワクチン供給は10月下旬とされるが、「ワクチンは副作用も考えられ、患者に無理に勧めることもできない」と困惑気味だ。

  患者は1週間に3日程度、透析を受ける必要があり、新型インフルエンザに感染しても透析は必要で、患者の不安は大きい。

 奈良県高取町の男性患者(50)は「腎臓病患者が新型インフルエンザで亡くなったと聞いて、急に不安になった。手洗いやうがいをしているが、それ以外にどうしたらいいのか...」と話す。

 季節性インフルエンザワクチンを定期的に接種しているという同県大和高田市の男性患者(67)も「新型のワクチンを早く作ってほしい」とする一方、「感染しないように、たくさん食べて体力をつけないといけないかもしれないが、腎臓に負担がかかってしまう」と苦悩を打ち明けた。

 全国の透析患者は約28万人とされ、患者らで組織する全国腎臓病協議会は20日、舛添要一厚労相あてに、腎臓病など基礎疾患のある患者へのワクチンの優先接種のほか、患者や医師、行政による協議機関設置などを求める要望書を提出。同会は「患者の不安を少しでも解消してほしい」と訴えている。

産経新聞




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