
30分で新型インフルエンザの確定診断ができる装置を、東京都臨床医学総合研究所が開発した。従来法では4~5時間かかっている。検査の迅速化で、適切な投薬や発症前治療が可能になるという。
検査はPCRと呼ばれる手法で、人の鼻やのどの粘膜から採取した微量のDNAを、温度の上げ下げで増幅させ、遺伝子のタイプを調べる。研究チームは、温度の上下の時間を省くため、55~95度の3種類の温度が設定された熱板上で検体を回転させるシステムを開発、短時間での増幅を実現した。
その結果、検体の採取から確定診断までを約30分で終了でき、毒性の強弱にかかわる遺伝子や治療薬への耐性の有無も判断可能になった。価格も既存の装置のほぼ半額で、大きさも半分になる。一般病院への設置も容易となり、外来患者や家族の診断への活用が期待されるという。
研究所の芝崎太プロジェクトリーダーは「来年のできる限り早い時期の発売にこぎつけたい」と話す。【永山悦子】
Copyright (C) 感染症予防と衛生材料の専門店「パンフル」. All Rights Reserved.
運営:メディカル・セブンディー