
Aソ連型インフルエンザウイルスに感染したことで、新型インフルエンザウイルスに対する基礎免疫ができた可能性がある―。国産の新型インフルエンザワクチンの臨床試験を行った国立病院機構三重病院の庵原俊昭院長は10月26日、東京都内で開かれた日本ウイルス学会学術集会のシンポジウムで発表し、こう述べた。
庵原院長は、同病院など国立病院機構4病院で健康な成人200人を対象に行った国産の新型インフルエンザワクチンの臨床試験で、1回の接種で抗体価が上がった人が約8割に上ったと指摘。「基礎免疫がないと、こうした現象は起こらない」とし、1回接種で抗体価が上昇した人には、新型インフルエンザウイルスに対する基礎免疫があったとの考えを示した。
また、基礎免疫があった理由としては、新型インフルエンザウイルスと同じH1N1亜型のAソ連型インフルエンザウイルスに既に感染していたことが考えられると指摘。「(Aソ連型にかかったことで)広くH1N1に対する基礎免疫ができた」可能性があるとした。
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