
新型インフルエンザ用ワクチンを2回接種するよりも、1人1回で2倍の人口に接種した方が流行を抑えられることが、科学技術振興機構(JST)と神戸大の試算で分かった。
欧州の感染症対策専門誌「ユーロサーベイランス」(電子版)に12日掲載された。
JSTの西浦博さんらが、ウイルスの感染力や発症率などを現状に近い数値を使って計算。その結果、1回接種に2回接種の4割以上の効き目があれば、1回接種で対象人数を増やした方が地域の発症者を減らせるという結果が出た。
日本のワクチン臨床試験では、接種回数1回と2回との間で、効果にほとんど差はなかった。このため、厚生労働省は11日、高校生以下の子どもと免疫機能が低い人を除き、接種は原則1回と決めている。
西浦さんは「ワクチンの総量が限られるなら、1回接種の選択は正しい」とみている。
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