
高病原性鳥インフルエンザの発生に備え、防疫態勢を確認する机上演習がこのほど、京都府亀岡市荒塚町の府亀岡総合庁舎で行われた。近畿農政局や府警、保健所、丹波2市1町の農政担当者たち約60人が参加し、感染拡大防止策などを話し合った。
■大槻京産大教授 最新動向を紹介
京都産業大鳥インフルエンザ研究センターの大槻公一教授が最新の感染動向を紹介。世界的な新型インフルエンザの流行で表面化していないが、アジア地域では鳥インフルエンザの発生が続いており、国内発生の危険性は下がっていない、と強調した。
鳥と人ではウイルス受容体が違うため、鳥インフルエンザが鳥から人に直接感染する恐れはない、としながらも、アジアでは豚やアヒルなどと同じ農場でニワトリを飼育する例が多いことからウイルス遺伝子の交雑が起きる可能性を指摘。「特に豚には、人と鳥双方のウイルスに感染する受容体がある。今回の新型インフルエンザのように、豚がウイルス変異に大きな役割を果たす危険がある」と述べた。
演習では、府南丹家畜保健衛生所の担当者らが鳥インフルエンザ発生時の態勢などを報告。各機関の役割などを再確認した。
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