
冬場に増えるノロウイルスによる食中毒が今月に入り、長浜市と草津市で3件相次いだ。同ウイルスは消毒用アルコールやせっけんでは死なず、少量でも感染するため、県は「地面に落ちた食べ物もすぐ拾えばOKという『3秒ルール』は通用しない。正しい予防法を知って」と呼びかけている。
同ウイルスはカキなど2枚貝を生で食べたり、感染者が触れた物を口に入れることで感染する。感染者の嘔吐(おうと)物周辺の目に見えないほどの飛沫(ひまつ)で感染する例もあるという。県内では04~08年度の食中毒の半数以上が同ウイルスによるもので、今年度も12月以降4件、計54人の集団食中毒があった。
同ウイルスはインフルエンザ予防に使えた消毒アルコールでは死なないことも特徴。予防には、料理をきちんと加熱するほか、こまめに手洗いし、ドアや冷蔵庫の取っ手は200分の1程度に薄めた漂白剤でふくのが効果的という。
県食の安全推進室は「食中毒は実は冬の方が多い。ノロウイルスは症状が風邪に似ており、知らずに家庭で発症している可能性もある」と話している。【稲生陽】
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