
総務省は12日までに、新型インフルエンザなどの感染症患者を収容する専用病床を持つ自治体病院を、2010年度から財政支援する方針を決めた。病床数に応じて、自治体に配分する地方交付税を上乗せする。
自治体病院の多くは経営難で、使用頻度が低い感染症病床は減少傾向にあるため、感染症の大流行に備え、病床の維持に必要な経費を補助することにした。
自治体ごとに交付税配分額を算定する基準として、これまで一般病床や療養病床などの数は含まれていたが、10年度から感染症病床数も加える。1床当たりの配分額は今後詰めるが、上乗せする交付税額は最大計80億円程度になる見通しだ。
自治体病院の感染症病床数は08年度末時点で1180(212病院)と、5年前に比べ55減少。このまま減少が続き感染症が大流行した場合、地域によっては病床が不足する恐れも出ていた。総務省は「財政支援で減少に歯止めがかかれば」と話している。
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