
抗インフルエンザ薬リレンザに耐性を持つ新たなタイプのウイルスを、新潟大とミャンマー国立健康研究所などのグループが発見し、6日までに米疾病対策センター(CDC)の学術誌「新興感染症」に発表した。
タミフルに対する耐性ウイルスの出現が注目されているが、リレンザ耐性はこれまであまり見つかっていなかった。突然変異によるとみられ、出現頻度は低いという。
同大などは、2007~08年にミャンマーのインフルエンザ患者から採取したH3N2型(A香港型)ウイルスを詳しく解析。07年の64例中1例(1.5%)、08年の211例中1例(0.5%)に、リレンザと、別の治療薬アマンタジンの両方に耐性を持つ遺伝子変異が見つかった。タミフルには感受性を示した。
データベースを調べたところ、リレンザ耐性の変異は1995年から07年までに世界で数例見つかっているが、いずれもアマンタジン耐性の変異はなかった。
この遺伝子変異が実際の治療効果に与える影響は分かっておらず、さらなる研究が必要だとしている。
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