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2010/03/09 国内製薬各社、インフルワクチンを強化

 国内製薬各社がインフルエンザの予防用ワクチンや治療薬の製造・開発を強化している。各社ともこれまで水を開けられていた海外勢を追撃する構えだ。新型インフルエンザの流行は収まりつつあるが、今後の大流行に備え、供給体制の拡充につながることが期待されている。

 武田薬品工業は9日、政府による新型インフルエンザワクチン開発の助成事業に応募したことを明らかにした。事業計画を提出しており、今月にも採否が決まるという。第一三共も昨年9月に「ワクチン事業企画部」を設置するなど、新型インフルエンザ用も含むワクチン事業を強化している。

 インフルエンザ治療薬の開発も相次ぐ。塩野義製薬は1月、国産初となる注射剤タイプの「ペラミビル」を発売した。第一三共も1月末、厚生労働省に発売に向け承認申請している。

 インフルエンザのワクチンや治療薬は流行の状況に応じた需要の変動が大きく、これまで国内製薬会社の開発は進んでこなかった。しかし、昨年からの新型インフルエンザの流行では国産ではまかなえず、海外メーカーからの輸入に頼る事態に陥った。

 厚生労働省によると、昨年7月からの国内の新型インフルエンザ患者数は2059万人と推定され、死者数は197人に上る。厚労省では「ワクチン、治療薬の選択肢や供給量が増えることは今後の流行を見据えて望ましい」と、開発を後押しする方針だ。

産経新聞




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