
新型インフルエンザのウイルスは、1918年に発生したスペイン風邪のウイルスと構造的な特徴が似ており、スペイン風邪の時に獲得した免疫が新型にも働く可能性があることを、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)と米疾病対策センター(CDC)のチームが突き止めた。24日付の米医学誌に発表した。
スペイン風邪のウイルスに感染した高齢者は、新型インフルエンザへの免疫を持っているとする報告はこれまでにもあったが、ウイルスの分析で裏付けられた格好だ。
チームは、いずれも同じH1N1型である新型インフルエンザ、スペイン風邪、季節性インフルエンザのウイルスを調査。それぞれのワクチンをマウスに接種した上で、致死性のある新型インフルエンザウイルスを感染させた。
新型とスペイン風邪のワクチンを接種したグループはすべて生き残ったが、季節性ワクチンのグループは多くのマウスが死んだ。逆に、新型のワクチンを接種したマウスにスペイン風邪ウイルスを感染させても生き残ったため、新型とスペイン風邪には共通の免疫が働くとみられる。
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