
日本産科婦人科学会は22日、抗インフルエンザウイルス薬を妊婦が使用した場合の副作用や胎児への影響について、大規模な調査を行うことを明らかにした。新型インフルエンザは妊婦に危険だとされながら日本では死亡例がなく、ワクチンや薬などの対応が奏功したとみられており、改めて安全性を検証する。
調査は全国約500の医療機関を対象に、5000例程度を目標に実施。昨年9月から今年12月までの間に、抗ウイルス薬のタミフルとリレンザで治療を受けた妊婦を登録し、副作用や子供への影響を2歳になるまで追跡する。斎藤滋富山大教授が中心となり、同大の倫理委員会での審査・承認を経てスタートする。
タミフルは胎児への影響がなく妊婦に安全とされるが、90例ほどのデータしかないという。斎藤教授は「学会として治療薬の速やかな使用を提言しており、責任がある」と話している。
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