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2010/04/27 新型インフル発生から1年 大流行騒ぎが残した教訓

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)が昨年4月に新型インフルエンザ(H1N1型)のウイルス発見を発表してから1年が過ぎた。その後数カ月にわたって世界中で大流行し、新型インフルだが、1年たった今、人々の記憶からほとんど消えつつある。

世界保健機関(WHO)によると、これまでに約1万8000万人が新型インフルで死亡したと確認されている。しかし検査を受けなかった患者も多数いるとみられる。

CDCの推計では米国の感染者は6000万人、死者は1万2000人。死亡した患者の10%は17歳以下だったとみられる。これに対して季節性インフルエンザでは年間約3万6000人が死亡し、その90%を65歳以上の高齢者が占めている。

当初「豚インフルエンザ」と呼ばれた新型インフルは当初、パニックに近い恐怖を巻き起こし、予防接種には長い行列ができた。しかし秋ごろになってワクチンの供給が安定してくると、安全性を疑問視する見方が浮上したこともあり、需要は減少。米国ではこれまでに1億6250万回分のワクチンが供給されている。

CDCなどの当局に対しては、危険性を誇張し不安をあおったとの批判もあるが、いまでも流行が終わったわけではない。最近ではハワイの学校で生徒11人が感染している。

カリフォルニア州のジェシカ・ホルトさんは昨年11月、新型インフルエンザで7歳の長男を亡くした。当初はまったく心配していなかったというホルトさんだが「息子に予防接種を受けさせていたら、きっと今でも生きていたかもしれない」と悔やむ日が続いているという。その後、息子の名前を付けた「ジョーイ・ホルト財団」を設立し、予防接種を呼びかける運動を開始。今後も自分の家族には必ず予防接種を受けさせるつもりだと話している。

専門家からは、新型インフルエンザを経験したおかげで予防接種の重要性が認識され、手を洗う習慣や衛生面に気を配る習慣が身に着いたなどの効果を指摘する声もある。

CNN.co.jp




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