
県は2日、マダニ類に刺されることで高熱などを発症する感染症「日本紅斑(こうはん)熱」の患者が県内で初めて確認されたと発表した。県東部に住む20代の男性で、農作業中に感染したとみられる。4月末に高熱や全身発しん、頭痛を訴えたが、抗生物質の投与を受け、現在は回復したという。
健康増進課によると、この感染症は84年に国内で初めて患者が報告され、昨年は三重、広島、熊本各県などで計129人が感染した。高熱とともに紅斑が全身に広がるが、かゆみがないのが特徴。人から人に感染することはないが、これまでに全国で6人が死亡している。
県内の男性は、柳井環境保健所管内(柳井、周防大島、田布施、平生、上関の1市4町)に住み、畑作業中に右手前腕を刺された。6月中旬に国立感染症研究所で感染が正式確認された。野山、畑に行くときは、肌の露出の少ない服を着て、帰宅後は着替えることが予防に効果的という。【井上大作】
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