
玖珠町の豊後玖珠家畜市場で11日、宮崎県の口蹄疫(こうていえき)発生を受けて延期していた子牛の競りが約2カ月ぶりに再開された。豊肥市場(竹田市)は12日、北部市場(杵築市)は20日に順次再開される。
生産者の飼料代がかさみ、牛舎の収容能力が足りないことなどから再開に踏み切った。参加制限は設けず、参加を自粛した宮崎以外は九州各県から集まり、三重県からの参加者も。出荷者、買い手には防護服の着用を義務づけ、入場する全車両に係員が消毒液をかけるなど厳戒態勢で始まった。
通常より約2割増の140人の子牛を買う肥育農家が参加し、計494頭が出荷された。相場安の懸念もあったが平均取引価格は1頭約36万1000円と前回(4月13日)より約5500円高の値がついた。一方、キロ単価は約170円下がった。全農県本部の日隈寿・市場運営課長は「常連の購買者が参加し、価格下落が無かったことに一安心している」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
宇佐市内の生産者の男性(60)は、「市場が再開されほっとしている」と話していた。【深津誠】
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