2010/07/26 ワクチン準備に不安4割=半数が廃棄を経験--新型インフル・看護師調査
昨シーズンの新型インフルエンザの流行で、ワクチン接種の準備に不安を感じた看護師は約4割に上ることが26日までに、医療機器大手「日本ベクトン・ディッキンソン」の調査で分かった。1人分ずつ注射器に充てんする負担が大きく、約半数の人が使い切れずに廃棄した経験があった。
新型用のワクチンは当初、大人20人分に当たる10ミリリットル容器で供給され、その後1ミリリットル容器に変更された。
調査は、新型用ワクチンを接種した看護師1000人を対象に今年5月、インターネットで実施。半数強の人が接種の準備作業を負担に感じており、開封後24時間以内に使い切らなければならないため、接種当日にしか準備できないことを理由として挙げた例が最も多かった。
準備作業に不安を感じた人は40.8%。その内容は「注射器に正確な量を充てんできるか」が51.2%、「微生物汚染の可能性」が24.0%などだった。実際に充てんミスや、器具の破損・取り違いなどをしたり、しかけたりした人は13.0%いた。
ワクチン接種で日常業務に支障を来したという人は60.2%。具体的には「業務が多くなりストレスを感じた」「ほかの患者さんへの医療の質が下がった」といった回答が目立った。
ワクチンを廃棄したことがある人は49.1%で、理由は「開封後の使用期限までに使い切れなかったため」が約6割を占め最多だった。
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