
帝京大病院の多剤耐性アシネトバクター菌の院内感染問題で、1例目の患者は海外渡航歴が確認されていないことが7日、同病院への取材で分かった。専門家はこの菌が国内でも広まっている可能性があると指摘する。これまで福岡などで公になった3件はいずれも海外で患者が感染したと考えられるケースだった。
多剤耐性アシネトバクターの拡大は海外で問題となっており、米国では多くの病院で既に定着したとみられる。福岡大病院で2008年10月~09年1月に26人が感染したケースでは、韓国の病院から転院した患者が発端だった。千葉と愛知の病院で検出された例も、米国などで外傷の治療を受けていた転院患者だった。しかし、帝京大病院によると、昨年8月の最初の感染者について、「海外との関連を裏付ける情報は得られていない」という。
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