
多剤耐性菌アシネトバクターの院内感染問題で、東京都世田谷区の「有隣病院」(橋本康男病院長)でも院内感染が発生し、少なくとも2人が感染が原因で死亡した疑いのあることが8日、分かった。都が医療法に基づき、同日までに立ち入り検査した。
都によると、有隣病院では2~7月にかけ、59~100歳の入院患者で男女計8人からアシネトバクターが検出された。5人は同一病棟に入院しており、院内感染が疑われるとしている。
8人のうち4人が死亡し、2人については病歴などから、アシネトバクターとの因果関係を否定できないという。
都は今月7日に緊急立ち入り検査を実施。「感染例が5月に5件も集中し、同じ病棟から感染者が多く出ており、院内感染の可能性が高い」としている。
一方、有隣病院の橋本病院長は8日、同病院で記者会見し、患者の入院期間や病室などから、院内感染との見方を否定した。同病院長は「世間を騒がせたことは遺憾に思う」と話した。
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