
帝京大医学部付属病院の多剤耐性菌アシネトバクターによる院内感染問題で、同病院は8日、新たに7人の感染を確認したと発表した。集計漏れが判明したためで、同病院の感染者は計53人となった。
7人中4人が死亡したが、院内感染との因果関係は判断できていないという。同日午前に記者会見した森田茂穂病院長は「大変申し訳なく思う」と謝罪した。
同病院は、今年8月までの1年間を対象に検査結果を集計し、46人の院内感染を今月3日に発表していた。しかし、7日にカルテを再確認した際、集計漏れが判明。調査期間を昨年1月までさかのぼって再度調べたところ、新たに7人の感染が分かった。最初の発生は昨年8月で変わらないという。
7月に導入したコンピューター自動検索システムで今年4月以降の分を調べ、それ以前の分は手作業で集計したため、漏れがあったという。
同病院はシステム会社の協力を得て、改めて過去の検査結果を調べるとしている。同病院長は「さらに増える可能性もゼロではない」としている。
また、800人以上の入院患者すべての細菌検査を実施するとともに、救急車の受け入れを制限し、入院患者の新規受け入れを自粛することも決めた。
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