
秋田県は11月6日、北秋田市内の医療機関でインフルエンザウイルスの集団感染があり、6人の入院患者が死亡したと発表した。集団感染が発生したのは医療法人博愛会・鷹巣病院で、インフルエンザウイルスはA/H3N2(香港型)と見られる。
11月2日、同病院から北秋田保健所に対し、インフルエンザ様症状を呈する患者が49人発生したとの報告があり発覚した。報告を受けた北秋田保健所は、 11月2〜5日にかけて調査を実施。患者1人の検体について遺伝子検査を行ったところ、A/H3N2(香港型)が検出されたことから、A/H3N2(香港型)の集団発生と見られている。
11月5日時点では、職員8人、入院患者25人がインフルエンザ様症状を呈していたが、11月7日には数人が軽快し、インフルエンザ様症状を呈しているのは職員3人、入院患者21人となった。
これまでに死亡が確認されたのは、60〜80歳代までの入院患者6人。いずれも迅速診断キットでA型陽性が確認され、6人全員に抗インフルエンザ薬が投与されていた。「10月半ばには、6人全員が今シーズンのインフルエンザワクチンを接種していたが、接種後2週間程度で発症していることから、抗体価が十分に上がっていなかった可能性もある」(秋田県健康福祉部健康推進課の担当者)という。
同病院は、精神科、心療内科、内科を標榜しており、144床の精神病床を持つ。死亡した6人には、いずれも高血圧や脳血管障害の術後など内科的な基礎疾患があったという。直接の死因は心疾患の悪化や肺炎など。
同病院では現在、インフルエンザ様症状のある入院患者を隔離するとともに、新たな患者の入院制限や面会制限、手指消毒の徹底などの感染対策をとっている。
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