
ノロウイルスなどが原因
ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎が11月から県内で急増している。11月22〜28日の1週間の患者報告件数は441人にのぼり、前週と比べて1・5倍。過去10年の同期比でも3番目に多い。県は、感染拡大を防ぐため、感染物の取り扱いに最善の注意を払うことなど対策を呼びかけている。
県健康増進課によると、県内48医療機関を対象にした定点調査で、11月22〜28日の1医療機関あたりの患者数は9・19人。4週連続で増えており、10月の最終週(1・04人)の約9倍となっている。すでに、昨年1年間のピーク時(6・90人)も上回っている。
特に足利、佐野両市を管轄する安足保健所には、前週比206%増の144人の報告があり、1医療機関あたりの患者数は20・57人で、警報レベル(20人以上)を超えた。
感染性胃腸炎は年間を通じてかかるが、通常は12月にピークを迎えるといい、同課は「今年は立ち上がりが早い」と警戒を強めている。感染すると、下痢や嘔吐(おうと)といった症状が出て、水分補給を怠れば、脱水症になる恐れもある。
ノロウイルスが原因になることが多く、感染者の吐しゃ物や排せつ物の処理などを通じてウイルスが他人にうつり、感染が広がる。処理後は丁寧な手洗いのほか、手指や汚染場所の消毒が有効という。
高齢者施設や病院、学校などでは集団感染も心配されるため、県は「福祉施設や学校などは、トイレや共有スペースの定期的な消毒を」と呼びかけている。
読売新聞 栃木県
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