
国立感染症研究所はこのほど、抗インフルエンザ薬耐性株サーベイランスで、初めてラピアクタ治療患者から耐性ウイルスが検出されたと発表した。患者は幼稚園児(5歳)で、ラピアクタ投与の後、ステロイド治療などを受けて改善し、1月24日に退院。家族内感染や幼稚園での流行はなく、散発例だった。
国内で使用されている抗インフルエンザ薬のうち、4品目(タミフル、リレンザ、ラピアクタ、イナビル)がノイラミニダーゼ(NA)阻害剤。感染研では、 NAに特徴的なアミノ酸変異(H275Y)を持つNA阻害剤に対する耐性株サーベイランスを2009年9月から実施してきた。
現在までに検出された耐性株86株の薬剤投与歴の内訳は、タミフル治療投与57例、タミフル予防投与12例、薬剤未投与16例、ラピアクタ治療投与1例となった。
感染研が今回の耐性ウイルスを詳しく分析した結果、タミフルとラピアクタに対する感受性が低下していた一方、リレンザ、イナビルに対する感受性は保持しており、「タミフルおよびラピアクタ交叉耐性ウイルス」であることが確認された。
医療CB
国立感染症研究所
<速報>ペラミビル治療患者からのH275Y耐性ウイルス検出事例報告
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