
【ベルリン篠田航一】ドイツを中心に欧州で病原性大腸菌O104の感染が拡大している問題で、ドイツ東部ザクセン・アンハルト州政府は8日、州都マクデブルク市に住む感染者の家にあったゴミ捨て場のキュウリからO104が検出されたと発表した。キュウリは1週間以上、ゴミ箱に放置されていたという。この家の50代の夫婦と、成人した娘の3人の感染が確認されている。
大腸菌は通常、牛などの動物の腸内に生息している。牛などのふんが堆肥(たいひ)として使われ、畑の野菜に付着する可能性が指摘されている。
だが菌が野菜に付着していても、どの農場の堆肥や水などを経由して付着したかは容易には分からず、同州保健当局も「菌がどのような経路でキュウリに付いたかは不明」としている。この家族がキュウリを食べる前から既に感染していた可能性もあり、当局は慎重に調べている。
これまでスペイン産キュウリや、独北部ニーダーザクセン州の農場から出荷されたもやしが初期検査で感染源と疑われたが、詳細な検査の結果、断定には至っていない。
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