
【ベルリン時事】ドイツ北部を中心に腸管出血性大腸菌O(オー)104の感染が拡大している問題で、同国保健当局は10日、モヤシなどの新芽野菜が感染源である可能性が濃厚と発表した。これを受け、同当局は感染源の疑いがあるとみられていたトマトとキュウリ、レタスを生で食べないよう呼び掛けた勧告を解除した。
ロベルト・コッホ研究所のブルガー所長は記者団に対し、「新芽野菜を食べた人が大腸菌感染による症状に陥る確率は食べなかった人の9倍」と説明。新芽野菜を生産しているニーダーザクセン州の農場からO104は検出されていないが、疫学的な調査で感染源を絞り込んだと述べ、感染源は「新芽野菜だ」と断定的に語った。
O104の感染では、これまでにスウェーデンの1人を含む31人が死亡している。感染源をめぐっては、当初はスペイン産のキュウリなどが疑われたが、検査でO104は検出されず、感染拡大から1カ月近くがたっても感染源が特定できていなかった。
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