
上尾市の上尾中央総合病院(徳永英吉院長)は25日、入院患者と職員の計39人がインフルエンザに集団感染した疑いがあると発表した。このうち80代の女 性患者1人が高熱を出して死亡した。死因は特定されていないが、同院はインフルエンザとの因果関係は否定できないと説明する。感染は収束しつつあるが80 代と50代の男性患者計2人が重症という。
同院によると、集団感染したとみられるのは、二つの病棟に入院する50〜80代の患者20人と、看護師ら20〜40代の職員19人。このうち31人がインフルエンザA型の陽性反応を示したという。
同院がインフルエンザの感染を初めて確認したのは今月16日、90代の女性患者1人が高熱などの症状を示したという。同日中に職員3人も同様の症状を訴 えた。20日夜には80歳代の女性患者1人が高熱で死亡した。この患者は同日朝には平熱で入浴もしたが、午後5時ごろ38度の熱が出たという。インフルエ ンザ検査は実施できなかったが、同院は「女性は発熱後、容態が急変して亡くなったことからインフルエンザの疑いがある」とみている。
同院は感染患者を隔離し、21日からは2病棟での新規患者の受け入れを停止。感染者と同室だった入院患者には希望する場合、タミフルなどを投与している という。同院は23日に集団感染と判断し、翌24日に鴻巣保健所へ報告し、25日に保健所が立ち入り調査。徳永院長は記者会見で「対応は適切だった」と 語った。【山本愛】
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